「リグレット（regret）」の意味と使い方、例文をご紹介！

慶應法学部卒→JTCで海外事業に携わるも英語力が足りずに挫折→転職→妊娠・出産で退職→35歳で一念発起して英語を学び直し。留学・海外経験なしから独学でTOEIC900点を獲得→翻訳者。 ELSA speakには絶賛ハマり中。英検1級と通訳案内士取得を目指している。

「後悔」の英語表現と聞くと、「regret(リグレット）」という単語を思い浮かべる方は多いことでしょう。高校英語では頻出の語彙で、英文法の教科書でも良く解説される言葉です。

では、実際の会話や文章の中でどのように「regret(リグレット）」を使えば良いでしょうか？「regret」の使い方や、よく使う表現「regret ～ing」と「regret to ～」の違いも解説します。

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「regret」は名詞としても動詞としても使えます。名詞には「後悔」「残念」「遺憾」「悲しみ」、動詞には「～を後悔する」「～を残念に思う」などの意味があります。

動詞regretは、大きく下記の2つのように使います。

regretは「目的語に動名詞と不定詞両方を使うことができ、それぞれで意味が異なる動詞である」と説明されることが多いです。これはどのような意味でしょうか？また、それぞれの使い方と例文をみてみましょう。

「regret ～ing」は、「～したことを後悔する／している」という意味です。

「regret」は動詞の現在形、「～ing（動詞＋ing）」は動名詞です。

I regret studying abroad.意味：私は留学したことを後悔しています。

また、「regret not ～ing」で、「～しなかったことを後悔する」の意味になります。

I regret not having bought that necklace.意味：あのネックレスを買わなかったことを後悔しています。

「regret to ～（ 動詞の原形）」で、「残念ながら～する」という意味になります。

「regret」は他動詞、「to ～（ 動詞の原形）」は不定詞です。

I regret to say that your mother is dying now.意味：残念ですが、あなたのお母さんは危篤の状態です。

We regret to announce that the merger has been postponed indefinitely.意味：残念ながら、合併が無期限に延期されたことを発表します。

目的語に動名詞、不定詞どちらかしか使えない動詞が多いですが、regretは目的語として動名詞と不定詞のどちらも取れる動詞です。そのため、+動名詞の場合は「過去あるいは現在経験したこと」、+不定詞の場合は「これから経験する可能性のあること」と使い分けられます。

動名詞は通常、時間的に中立で単に「～すること」という意味を持ちますが、過去の「～したこと」という意味を持つこともできます。一方不定詞は、「to」という前置詞が持つ「～へ」という意味に引っ張られ、時間的に未来に向けた「（これから）～すること」という意味を表します。

regretは動名詞、不定詞だけでなく他の目的語をつなげることもできます。

「regret that SV～（that節）」は「～ということを後悔する、～ということを残念に思う」という意味になります。

I regret that I moved here.意味：私はここに引っ越したことを後悔しています。

I deeply regret that James passed away.意味：ジェームスがなくなったことを非常に残念に思います。

通常の名詞も目的語にすることができます。

You won’t regret it!意味：後悔させませんよ！

今回は「後悔」を意味する英単語「リグレット（regret)」の使い方をご紹介しました。

regretは高校レベル以上の英文法の教科書で必ず目にするような多彩な使い方ができる単語ですし、ビジネス英語の頻出表現でもあります。

しっかりと言葉の持つ意味、使い分けの裏にある英文法のルールを確認し、使いこなせるようにしましょう。

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